尾堂 由佳

新しもの好きな私は「ドローンオペレーター」というワードに惹かれ入社、そしてドローンチームのリーダーに立候補しました。
ドローンチームのリーダーとしてドローンの飛行計画の作成や現場の人員の采配、データの処理を担当しています。一年目は現場で失敗することも多く収穫無しで帰ることもありました。現在では少しずつノウハウを蓄積してきたことにより現場を円滑に進め、精度の高いデータを得ることができるようになりました。
チームではドローンを用いた三次元測量を行っています。三次元測量とはレーザーやカメラをドローンに搭載し、上空から広範囲を短時間で測量できる新しい技術です。この技術を用いるとコンピュータ上で地形の3Dモデルを再現し、その上で設計を進めることができるため効率的に設計を進めることができます。
新しい技術であるため日々試行錯誤ですが、その挑戦にとてもやりがいを感じ、私が最先端を突き進んでいるのだと思うと非常に楽しいです。

先輩方が設計した道路やダムなどの3Dモデル作成も担当しています。
実際の風景を再現した地形のモデル上に道路やダムのモデルを設置することで、専門的で難しい内容でも直感的に理解することができるようになります。計画の検討を行う際の手助けになればよいと思います。設計内容はまだ自分でしたものではないのにもかかわらず、それでもこんな立派なものを作ったのだと鼻高々になってしまいます。これからどんどん発展していく技術なのでパイオニアとして活躍していきたいです。

今後もドローンや3Dモデルなどを活用して、測量・設計作業の効率化・高度化を図るBIM/CIMという取り組みを積極的に取り入れるため、日々最新の情報を勉強しています。
一方で社内にベテランの先輩方が大勢いますので、丁寧に指導してもらうことができます。また資格取得のために勉強会を開いて頂いています。イメージしづらい内容も実務に基づいた説明でとても分かりやすいです。
新しい技術と熟練の経験の両方を学ぶことができる恵まれた環境だと感じています。

今は社内で現場に出る唯一の女性技術者ですが、どのチームも自分1人で作業をすることはないですし、“女性だから”という理由でやりにくさを感じたことは１度もありません。そういったところも周りの皆さんに助けられていると感じます。
今後は後輩や部下を持ったときに、自分が学んできたことをしっかりと教えていけるような、女性技術者としての見本になれるように成長していきたいと思っています。
新しいことにチャレンジしたい方、女性の方も是非お待ちしています！